【問題】
— 新田哲史 (@TetsuNitta) 2024年3月25日
中国企業すかし問題の大林ミカ氏と
共同親権反対派の赤石千衣子氏の
共通点って何でしょうか?
(難易度 B)
※画像は日本記者クラブ、中部経済新聞 pic.twitter.com/ysCEOQfvQR
正解は明日(今日?)らしいので待ち遠しいですが、2つの問題とも、「女性」や「自然」を錦の御旗化(偏向した概念化)した、古典的な左翼運動の手段だということです。
偏向した概念化は現在、別名ポリティカルコレクトネスとして世界を席巻しています。それはインターナショナルな左翼運動と結びつき、未だ社会主義を名乗る巨大国家とも結びつきます。
それが前世紀のインターナショナル運動と異なる点は、いわゆるグローバル主義(哲学的には「帝国」byネグリ+ハート←あの帝国主義ではない)と結びついていることですね。
グローバル企業や国際組織等の連合体(帝国)と、国際的左翼運動(政党や政治組織含む)が、冷戦崩壊後に時間をかけて結びついてきたのが、今日の人間社会の一つのあり方でしょう。
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日本ではそこに「フェミニズム」がどうやら加わっているようです。
この、従来のマイノリティ運動は形骸化しているものの、加害者の中心である50代以上の男性が存命のため、そしてそれは被害者の女性たちも被害者マイノリティとして発信できることを示すため、一定の発言力を獲得しています。
戦後はそこに予算(利権)も絡み、フェミニズムで食べていくことが可能になりました(女性センター職員等)。
「声をあげる当事者」は同時に「サバルタン」を産みます(ex.子ども)。「声をあげるマイノリティ代表者」が、「語ることのできないサバルタン」をつくるんですね(その子どもたちに権利を与えるために「共同親権」が必要)。
※
このようにして、国際左翼運動とグローバリズムと女性や人種等の既存マイノリティ運動が合体して強力なムーブメントを形成したのが21世紀の地球の姿です。
この強力なムーブメントには巨大なオカネ(予算や利益)も併発するため、なんというか、某国際食品企業の代表的な宣伝コピーである、「やめられないとまらない」状態になっています。
だから日本のネットメディアを賑わせる著名な活動家たち(一般化された現象のため、あえてこの2人の女性とは僕は言いませんね)に共通する言葉は、「やめられないとまらない、(国際的でおいしい)マイノリティ運動」になるのかなあ。
ここでは言及する余裕がないため別に譲りますが、この国際的暴走状態(やめられないとまらない)を支えるものは、もちろん「欲望」です。この欲望は、
「権力」
と表裏でしょうね。
つまり、規律権力や監視権力等のフーコー的権力分析ではない、「既存マイノリティ運動に支えられた欲望と権力」の、新たな分析手法も求められていると僕は思います。