tanakatosihide’s blog

一般社団法人officeドーナツトーク代表、田中俊英のブログです。8年間Yahoo!ニュース個人で連載したものから「サルベージ」した記事も含まれます😀

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

法制審議会「監視付き親子交流」を問う ユニークトーク6/16(水)19:00

■田中俊英Facebookタイムライン 6/16(水)19:00 いつでも再視聴可 無料 田中俊英(officeドーナツトーク) 石井政之(ユニークフェイス研究所) 法制審議会に「監視付き親子交流」という人権侵害の動きがあるという疑いも出てきたりして、法制化に向けてさ…

「夢」に似たオンラインコミュニケーションでは、我々は「孤独」に追い込まれる

■オンライン会議では変になる 以前から僕は、zoomなどを用いてオンライン会議等をするとき、何か変な感覚に陥っていた。 その感覚の「哲学的」理由がこの頃わかった気になったので、簡潔に書いてみる。 哲学者のデリダは『ユリシーズグラモフォン』という小…

「2ちゃんねる」が終わり、「革命」が始まっている

■「搾取」には説得力がない Twitterだけではないが、ここのところ、既成リベラル/サヨク勢力による、SNSの炎上を利用した、「革命」運動が目立つようになってきた。 その趣旨は、以前当欄でも言及したように、19世紀以来の革命の原動力である「搾取」への対…

ふたりは、こころの湖で手をつないで ③午前3時の、星と吊橋

翌朝、ヒカリと先輩は旅館の幽霊の手から無事逃れ、JRに乗り、上野、品川、横浜と来て、伊豆へと到達した。 チェックインは16:00頃、伊豆なのに夕食にはやはりトンカツが出てきて、けれどもふたりはそれを不思議に思わず淡々と食べた。 そのあと、それぞれ風…

ふたりは、こころの湖で手をつないで(新作中編②) ②たぶん、あれは幽霊の手

翌朝、ふたりは早く出発したが、昼間、ふたりとも一度は見ておきたかった古い神社に寄ってしまった。 その神社は広く、途中、たくさんの鹿がいる場所もあった。ヒカリはその鹿たちを見てびっくりしてしまい、先輩の腕をとっさにつかんでしまった。 先輩はヒ…

ふたりは、こころの湖で手をつないで (新作中編小説の1)

1.月の湖 ヒカリが大学1年生の夏休みに東北の海沿いのホテルで1ヶ月のアルバイトを終えたあと、そのホテルに先輩が迎えにやってきた。 先輩とヒカリはまだつきあってはいなかったが、先輩は「迎えに行く」と言い、ヒカリもそれが当たり前だと思った。 ヒカリ…

V. (短編小説⑤)

ついに夫との間で子どもをつくろうという話になった時、カナタは夫にパリへ一人旅に行かせてほしいと頼んだ。 カナタは30才で、パリに住む先輩には未練はないはずだった。だから2年前に夫と結婚したし、夫が自分を大切にしてくれることには感謝していた。 け…

幽霊とダンスできるか?

■オリエンタリズムとしての「釜ヶ崎」 最近話題になった、若手ライターによる、大阪西成区「釜ヶ崎」への「潜入モノ」記事は、吐き気さえ覚えるほどのひどい差別記事だった。 本当に僕は吐き気がしたので、実は全部読んでいないし、読む価値もないと思った。…

「差別」は永久に続く必要がある〜21世紀の「革命」のために

■ 「プロレタリア搾取」ではなく「既成マイノリティ差別」 2010年代より、新しいコミュニズム/共産主義運動が始まっている。ただしそれは、19〜20世紀の「プロレタリア搾取」ではなく「既成マイノリティ差別」を起点とする。 「人種」と「女性」がその代表…