これはドーナツトーク主催ですので、無料イベントです。ドーナツはイベント=広報と捉えていまして、懐かしやフリー戦略というよりは、まあお金をいただくのがめんどくさいんですね♪
ポリコレをきちんと批判することはもはや僕のライフワークですが、多くの人たち(特にNPO系)にはピンとこないテーマというのも魅力的です。つまりこれは、平安時代の怨霊のように「すでに我々に棲みついた価値」というわけです。
けれども、ポリコレ(正義)や人権といった慣れ親しんだ近代的価値が紋切りとなりやがては「利権化」していくなかで、いくつかのことが潜在化していきます。
それが①サバルタンであり、②「水底にある人権」的な「生命そのものの普遍性」といった概念や価値です。
ポリコレ的アクションと言説は、そもそも我々がそこに突き動かされる出来事(サバルタンや生命)を覆い隠し、それらを紋切り用語に縮約し出来事の生々しさを隠蔽します。
あるいはそれら(サバルタンや生命)を排除する。
けれどもゴーストは、源氏物語の六条御息所のようにいつもそこにいます。あるいは無意識に抑圧された出来事は「不気味なもの」(フロイト)として突然現れたりするんですね。
またデリダであれば、それらの同一化できないが遅れて現れる諸現象について、痕跡traceあるいは差延différanceとして記述されます。
まあゴーストにも味があるんですが、人々を呪う力をまだもっていない当事者は、結局潜在化したままがほとんど。この5/10イベント第1部には以上のような理論的背景があります♪