tanakatosihide’s blog

一般社団法人officeドーナツトーク代表、田中俊英のブログです。8年間Yahoo!ニュース個人で連載したものから「サルベージ」した記事も含まれます😀

「日本の10代」を支援する際の順番と連携、そして必要ポイントが5つある

◾️5つの関連性

 

今年度ドーナツトークが主催/協力した(する)5つのイベントには強い関連性があります。

 

それを示すため、5イベントを一つのJPEGにまとめてみました(一枚いちまいのチラシの細かい文字は、僕のfacebookタイムラインを遡ってご参照くださいね)。

 

これら5つのイベントの関連性には意味があります。

 

それは、「日本の10代」を支援する際の順番と連携、そして必要ポイントが5つあるということを示しています。

 

時系列に並べると、

 

①中学生支援に求められるもの(中学生サードプレイス)


②中学生支援と高校生支援をつなぐもの(自立アシスト事業)


③中高生支援のキモ〜「居場所(と発達障害愛着障害)」


④高校生支援(ex.居場所カフェ)と10代支援の低流に流れる最大ポイント〜トラウマインフォームドケア


⑤アフター高校生支援〜「スモールノット」

 

となります。

 

ちなみに3/21に開催する「中学生サードプレイス4」は、この5段階のうちのいちばん最初のステップに相当します。

 

そして、このファーストステップを延々探し求めているのが、日本の10代支援の悲劇ですね(義務教育の不登校30万人へ肥大)。

 

その答えは、それぞれの中学校が、それぞれの校長と教員ににできる範囲で「サードプレイス」を模索することでは(NPOへの依頼含)ないかと僕は思っています。

 

◾️現場の個別的問題を「職人技として」変化させる

 

実はこれまで、5つのイベントをそれほどつないで意識したことがなかったのですが、こうしてつないでみると、これらを丁寧に構築していけば、結果として10代の教育支援システムの構築につながるんじゃないかと思った次第です。

 

また本来であれば、こうした大きな視点は国の教育権力が持つはずだと思いますが、我が国の場合、これがなぜか分断されています。

 

大きなシステムを一から構築することは日本人の最も苦手なジャンルですが、現場の個別的問題を「職人技として」変化させるのは国民性に合致していると思います。

 

その意味で、こうした5つのステージ(厳密には④の高校生支援はさらなる細分化が必要でしょうが)をブラッシュアップさせることが、日本の10代への強いサポートになるのだと、最近の僕は考えるようになりました😀

写真上左より、中学生サードプレイス、中高連携支援、「居場所」、トラウマインフォームドケア、アフター高校生(スモールノット)