■公金チューチュー
ハードボイルドな社会に日本社会が本当に突入し始めて、リベラルNPOの描く理想や夢が絵空事になってきました。
一部の有名NPOはそれでも夢を語りその夢に見合わない多額の「公金」を得続けるため、公金チューチューなどと揶揄されます。
それでも現実は、ここ25年は行政から民間へと予算が流れ続けてきたことから、社会問題の先端の事業は、やはりNPO任せになってしまいます。
■仕切り直しの季節
これへの対応は、
①NPOは現実的提案をして、小規模予算事業として計画すること
②NPOは、現代社会の不条理をゼロ年代までのような夢の提示ではなく、戦略的で批評的な事業を描くこと
③上の①②が無理な場合、NPOは、さらに小規模なボランティア事業かリスキーな自主事業に回帰すること
④行政サイドからすると、ややこしそうな新しい社会問題には当分手を出さないこと
等々になるでしょう。いずれにしても、最新の社会問題に対しては、仕切り直しの季節が来ています。