昨日、夫婦間の「憎しみ」について何人かの人と話し、その憎しみの源泉は「過去に抱いた愛」とその裏切りに行き着くのだろう、となった。
互いに裏切られたその憎さという感情は、近代的理性が統治する「法」では管理できない。
『パリ、テキサス』の元夫婦には和解が訪れたものの、2人は決して同じ空間を共有しない。
父は母に子を託して旅に出るが、それが父と子の永遠の別れではないことは想像できた。
共同親権と養育の具体化の直前の今、最も困難な「夫婦間の『憎しみ』」について言語化し、そこで生じる「感情の激流」といかに付き合うか、という段階が来た。
子どもを決して「潜在化」させず、その大テーマ（憎しみの言語化とその相対化）を共有し、現実的妥協点を言語化することは、（極端なDV案件を除き）可能だと僕は思います。
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【ふたりの大人はずっと「愛」を求め続けてきた。その再会時に、孤独な大人2人は互いの孤独を埋めるが、その時間は子どもが潜在化した時間でもある。
つまり、子どもの潜在化は、「愛」を求め続ける孤独な親たちが産み出す。孤独な大人たちがその孤独を互いのコミュニケーションで埋めた時から、子どもの潜在化が開始される】
子どもの潜在化は、「愛」を求め続ける孤独な親たちが産み出す〜『パリ、テキサス』 - tanakatosihide’s blog
