SSWはソーシャルワークして当たり前ですが、現在もしかすると、校内居場所カフェでソーシャルワークできているカフェは、ものすごく少ないのかもしれません。
もちろん、府立西成高校のとなりカフェは、地道すぎるソーシャルワークを日々実践しています。
けれども僕が今危惧するのは、
全国の校内居場所カフェで、「ソーシャルワーク」ができている居場所カフェがどれだけあるのだろうか、との問いなのです。
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風の噂では現在、飲み物を提供したりイベントを行なったりという、居場所カフェの派手な機能のみで済まされているカフェが多いようです。
だから、理解ある先生方がいらっしゃる場合は何とか乗り切れるでしょうが、カフェを知ったばかりの先生方にとっては、相変わらず
サボる場所
として居場所カフェが誤解される危険があるということです。
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それだけにとどまらず、
虐待のアウトリーチ、
発達障害や愛着障害の可能性への気づき、
孤独や恋愛や金銭トラブルの発見、
を行ない、
それらを支援者(含学校)が共有し、
そして、
ソーシャルワーク(アセスメント→目標設定→アクションプラン→確認と修正)
へと展開していくことが必要なのです。
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これらを行なっている法人がどれだけあるのでしょう?
あらためてその点を言語化する必要があると僕は思います。
こうした不断の言語化と意味化作業を続けていかないと、居場所カフェはすぐにサボり場として誤解されるでしょう。
それはまた、子ども家庭庁等の行政の有効なコンテンツに組み込まれると同時に生じる誤解でもあります。
「予算化」は、NPO自身の研鑽を停止させるんですね。
つまり予算(カネと汎用化させすぎたシステム)は、NPOからキレを奪い、停滞した組織へと堕落させていきます。
居場所カフェが「使えるコンテンツ」として認識し始めたいまこそ、本格的ソーシャルワークを導入する必要があると僕は思います✌️